アメリカンフットボール 日本一4連覇達成!【2014年1月3日】
LB#2 古庄直樹選手、WR#18 木下典明選手にインタビュー

 2014年1月3日(金)に東京ドームで行われたライスボウル(アメリカンフットボール日本選手権)で前人未到の4連覇を果たしたオービックシーガルズLB(ラインバッカー)#2古庄(こしょう)直樹主将とWR(ワイドレシーバー)#18木下典明選手にお話をお聞きしました。

Q.まずは日本一4連覇、おめでとうございます。前人未到の4連覇を達成されていかがですか。
―LB#2古庄選手
 決して順風満帆ではない苦しいシーズンだったので、4連覇を達成できたことはとても嬉しいです。しかし、実のところ「4連覇」という目標を強く意識していたわけではありませんでした。3連覇を目指していた2012シーズンの時の方が「3連覇」ということを意識していたと思いますね。それはチームメイトも同じだったはず。僕が2013シーズンに繰り返し発信してきたのは「勝ち続けるチームになろう」ということ。どのチームも僕たちを倒そうと照準を合わせて挑んできますから、マークは年々厳しくなっています。だからこそ、一戦一戦に力を出し切るということに意識を向け、勝ち続けるチームを作ることに目線を置いていました。
―WR#18木下(典)選手
 前人未到の4連覇という記録自体にプレッシャーがかかるということはありませんでした。なぜならそこはゴールではないからです。勝ち続けることを通じてリーグを盛り上げていくことが僕たちの使命でもあると思っていて、その意識がチーム全体でも非常に高くなっています。勝つことは年々難しくなってきますが、負けないためにどうしていくかということと同時に、自分たちがいかに成長していくかが大切だと思っています。

Q.アメフトの試合は、どんなところを見たら楽しめますか。
―LB#2古庄選手
 「応援する選手を見つける」、「知っている選手を見に行く」、「ボールを追いかける」、など、まずは小さな目的を持って見てみるのがよいと思います。最初はルールがわからなくても大丈夫。僕たちの試合には、プレーをわかりやすく面白く解説してくれるスタジアムDJもいるので、足を運んでいただければきっと何かが見つかるはず。徐々に慣れてきたらヘッドコーチの目線になりきって、次のプレーを予想してみてください。野球のように次のプレーの采配を予想しながら見るとまたもうひと味面白くなります。
―WR#18木下(典)選手
 僕はアメフトを5歳で始めて、アメフト歴26年になりますが、それでもまだまだ上が見えないスポーツです。アメフトには攻守交替があって、オフェンスの場合、異なる役割を担うポジションの選手達が毎プレーごとに集まって作戦会議(ハドル)をし、その1プレーを皆で遂行します。一人ひとりの役割が分かれていることも面白さのひとつで、皆が長所を活かせるスポーツです。
 また、フィールドには11人の選手がいるのですが、僕たちは観客の皆さんを「12人目の選手」と呼び、観戦ではなく“参戦”をしていただいています。その一つの例が「クラウドノイズ」です。観客の皆さんが発する響き渡る声で相手のハドルを遮り、味方の守備を有利にしてくれます。
 アメフトは防具を付けているので、ぶつかり合いにも加減がありません。テレビ中継では主にボールを追いかけて、プレー全体を見ることがでいますが、激しいぶつかり合いによって生じる迫力や臨場感は、やはり実際の試合会場でないと体感することはできません。このように、試合会場でしか感じることのできない見どころや面白さが多々あります。
Q.応援してくださる方々を増やすために、どんな取り組みをしていますか。
―LB#2古庄選手
 オービックシーガルズと触れてもらう機会を増やしていこうとチーム全体で意識を高めています。実際に触れてもらうことでより競技の面白さを伝えることができますし、交流を通じて僕たちにも親しみを持っていただけたら嬉しいです。そのために、ホームタウン活動では「きてきてアメフト先生」というフラッグフットボールの訪問授業で小学校を回ったり、僕たちのグラウンドで「フラッグフットボールで遊ぶ日」というイベントを月に1回実施したりしています。
―WR#18木下(典)選手
 初めての方でも実際に試合を見にきてくださると「めちゃくちゃ面白かった」と言っていただけることが多いです。そして次の機会には人を連れて来てくださる。足を運んでいただくことで様々な輪が広がり、オービックシーガルズのファミリーが年々増えてきているので心強いです。

Q.今後の抱負を教えてください。
―LB#2古庄選手
 勝ち続けてきた結果、4連覇を果たすことができ、目指すべき方向に進んできています。しかし、まだまだ通過点。例えばレスリングの吉田沙保里選手や、体操の内村航平選手など、高いレベルで勝ち続けている方々の活躍がテレビで流れていたら、思わず見てしまいますよね。それと同じように、アメフト界においては「オービックシーガルズが出ているから見てみよう」と思ってもらえる存在になりたいです。そのためにも、これからも勝ち続けていくことに非常に意味があると思っています。
―WR#18木下(典)選手
 Xリーグ(社会人アメリカンフットボールリーグ)を盛り上げるために、自分たちがもっと突き抜けないといけないと思っています。少し偉そうな言い方かもしれませんが、僕たちが勝ち続けていくことで、僕らを倒すために他のチームももっと強くなる。そうやって競技レベルを上げて、見に来てくださる観客の皆さんに、もっと「面白い」と思っていただける試合をお見せしたいです。僕は、アメリカンフットボールが好きで好きでしょうがない。だからこそ、プレーを通じてお客さんにもその魅力を伝えていきたいですし、僕がかつて海外に挑戦した経験も、日本のアメフト界にもっと還元していきたいです。

Q.最後に、アメフトのシーズンの流れついて教えてください。
―LB#2古庄選手
3月にシーズンインし、4月下旬~6月下旬にかけて春季リーグが行われます。春季を通じてチーム内でも競争をしながら、7月末には秋に戦う選手を固めます。本場の秋季リーグは、8月末頃から始まり、年明けのライスボウルに向けて走り続けます。
―WR#18木下(典)選手
ぜひお気に入りの選手を見つけて、試合会場まで参戦に来てください。選手一同、お待ちしています。